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老舗中華料理店の父の想い

飲食店・販売店の接客力アップ!店舗力アップ!をお客様目線でお伝えするブログ音譜

主婦目線コンサルタント&笑顔マイスター長畠 加寿永ですニコニコ


今回は私の家族の話です。


先日、私の父が脳梗塞で入院しました。


45年ほど小牧市にある中華料理金華のオーナーとして走り続けている父。
夕方5時から朝4時までという考えられない営業スタイル…


家族だけの経営になっても変えずにひたすら餃子を握り中華鍋を振り続けた父。


私は父のゴツゴツした手が大好き。


子供の頃は時にこの手で叩かれたこともあった。


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中華料理店の娘であることを恥じたこともありました。

どうして私の家は飲食店なんだろう?
どうして運動会に来てくれないんだろう?
どうして日曜日に他の家の親のように遊んでくれないんだろう?
どうしてお手伝いしなければいけないんだろう?
酔っ払いばかりのお店が嫌いでした。
両親との時間を取るお店のお客様が嫌いでした。
でも、私は魔法のように美味しそうな料理を作る父の手が好きでした。
毎日毎日早技のように綺麗な形の餃子をにぎる父の手が好きでした。
本当に不思議だったなぁ…
ゴツゴツした大きな手からどんどん餃子が出来上がっていくのは。
包丁で指を切っても平気な顔して「こんなのは気合いで治るんだ」といつも目の前で気合いだけで血をとめていた父(笑っ)
バカなことばかり言ってると言いながら心の中ではうちのお父さんはすごい!と思っていました。
父の昔の口ぐせは
「中華料理店の娘で良かっただろう」でした。
その度に子供の私は返事をすることもなく心の中で「全然よくない。普通の家に生まれたかったなぁ」と思っていました。
他の家が羨ましかったんですよね。
でも、中華料理店の娘として生まれたかったからS1サーバーグランプリという接客の大会で準優勝という大きなタイトルをもらえました。
子供の頃からお手伝いしながら父や母を見てきてお客様の笑顔を見てきたから今の仕事に繋がっています。
S1サーバーグランプリ東海地区大会で流した映像に「お父さんありがとう。中華料理店の娘に生まれて良かったよ」というメッセージを入れました。
初めてお父さんに答えられたんですよね。
父は会場に来てくれてそのメッセージを受け取ってくれました。
だからこそ私の仕事を誰よりも応援してくれてます。
脳梗塞で倒れた父は幸いにも症状は軽く会話もでき来週には退院します。
「餃子を握ってリハビリするよ。だからあんまり心配しないで自分のことを大切にしなさい。仕事頑張るのはいいけど体を大事に」と病室のベッドの上で照れ笑いしながら私の心配をしてくれる父。
家族経営の飲食店の難しさを痛感してる私。
本当は父の中華料理をずっとずっと残していきたい。
でも、それは家を継げない私の勝手な想い。
いろんなこと考えちゃいますね。
でも、少しでも長く少しでも多くの人にお父さんが作り上げてきた中華料理金華の味を食べて欲しいし忘れないで欲しいなぁ。
私に出来るのは中華料理店の娘として物心つく前から接客をしてきた私にしか出来ない真心の接客を伝えていくこと。
父のゴツゴツした手から教わったたくさんのことをこれからも父に誇りに思ってもらえるように伝えていきます(*^_^*)
なんだかよくわからない文になってしまったけど最後まで読んでくださりありがとうございましたおねがい